地盤工学研究発表会 発表講演集
第38回地盤工学研究発表会
セッションID: 1178
会議情報

硫黄酸化細菌を用いた硝酸性窒素汚染地下水の原位置浄化に関する基礎的研究
*野村 栄治末政 直晃片田 敏行
著者情報
キーワード: 地下水, 汚染, 原位置浄化
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

一般に地下水は水質が良好で,水道水源として盛んに利用されているが,近年,硝酸性窒素による汚染が各地で報告されている.過剰に摂取すると乳幼児を中心に,メトヘモグロビン血症と呼ばれる疾病を発祥する.また,農用地の硝酸性窒素汚染は,広域の面源汚染であり,大量の地下水が汚染されている.そのため,地下水中の硝酸性窒素を除去する必要がある.水中からの浄化技術は数多く実用化されているものの,地盤中での地下水対策(原位置での対策)はやっと端緒に着いたばかりである.そこで本研究では,広域な面源汚染に原位置の浄化として透過性浄化壁の構築を考えた場合に,硫黄酸化細菌を利用した硫黄石灰石濾過法が可能であるか検討した.

著者関連情報
© 2003 地盤工学会
前の記事 次の記事
feedback
Top