耳鼻と臨床
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副鼻腔炎に対するSparfloxacinの臨床的検討
大山 勝河村 正三市川 銀一郎和田 昌士渡辺 洋板橋 隆嗣三宅 浩郷新川 敦小川 裕木村 栄成馬場 駿吉小林 武弘宮本 直哉丸尾 猛伊藤 晴夫東内 朗伊佐治 広子島田 純一郎永田 総一郎稲垣 光昭松永 亨荻野 仁白石 孝之津田 守後藤 和彦石田 稔尾崎 正義浅井 英世片岡 隆嗣原田 康夫平川 勝洋世良 公志柿 音高関谷 透山下 裕司兼定 啓子平田 哲康増満 洋一岡崎 英紀島 哲也内薗 明裕鯵坂 孝二清田 隆二岩淵 康雄深水 浩三出口 浩一
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1991 年 37 巻 5 号 p. 961-973

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抄録
Sparfloxacinの副鼻腔炎に対する臨床検討を行い, 以下の結果を得た.
1. 主治医判定による臨床効果は全例では80可5%と高い有効率が得られた.
2. 統一判定による臨床効果は, 急性副鼻腔炎87.0%, 慢性副鼻腔炎急性増悪症66.7%, 慢性副鼻腔炎66.7%, 全例では78.0%と高い有効率であった.
3. 細菌学的効果は全株では94.4%と高い消失率であつた.
4. 副作用は86例中5例, 5.8%に, 臨床検査値異常は3例に認められたが, 特に重篤なものはなかつた.
5. 有用性は急性副鼻腔炎85.1%, 慢性副鼻腔炎急性増悪症63.0%, 慢性副鼻腔炎66.7%の有用率であり, 全例では75.9%であつた. 以上の成績より, Sparfloxacinはグラム陰性菌はもとより, グラム陽性菌による感染症に対しても優れた有効性を示し, しかも1日200~300mgの1~2回分割投与で高い効果が得られることから, 副鼻腔炎に対し有用性の高い薬剤と考える.
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