耳鼻と臨床
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起立性調節不全症候群にみられる自律神経障害と脳血流のautoregulationとの関係
安村 佐都紀大橋 直樹中川 肇渡辺 行雄水越 鉄理
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1991 年 37 巻 5Supplement6 号 p. 1249-1253

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抄録

起立性調節不全症候群の脳血流のautoregulationについて, single photon emission computer tomography (SPECT) を用いて検討した.
対象は, Schellong検査陽性症例13例で, 対照例として陰性症例4例を検討した. 心電図RR間隔測定を行い, 立位・臥位の2回, SPECTを撮影し, 脳血流の変化率を求めた.
自律神経障害はSPECT計測による脳血流には影響を及ぼしていなかつた. 自律神経障害と起立性めまい発現とには相関があつた.
自律神経失調による血圧低下に対しても脳血流のautoregulationは保たれていた. めまい発症については, SPECTでは指摘できない内耳のautoregulation障害の可能性も考えられた.

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