耳鼻と臨床
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外切開を要した深頸部膿瘍の2例
高島 誓子永野 稔明
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2000 年 46 巻 4Supplement3 号 p. S130-S133

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抄録
ガス産生菌による深頸部膿瘍で、緊急気管切開と頸部外切開を要した2症例を経験した。ともに扁桃炎として耳鼻咽喉科で保存的に治療中であったが、炎症が舌骨下まで急速に波及した。症例1は基礎疾患がなく、縦隔洞炎を併発していた。症例2には未治療の糖尿病があった。いずれも良好な経過を得た。起炎菌は2例ともPeptostreptococcusであった。診断と治療方針の決定および治療効果判定にはCTが有用であった。
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