国立病院長崎医療センター耳鼻咽喉科
2001 年 47 巻 4 号 p. 275-281
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動揺病の発症を最も説明できるのは感覚混乱説といわれているが、筆者には次のような疑問がある。感覚混乱の分類は適切か。自律神経症状の発現を説明できるのか。動揺病の発症に前庭が不可欠なのは本当か。これらの疑問に対する筆者の答えはいずれも否定的である。動揺病の発症には感覚混乱ではなく、平衡機能障害が重要な役割を果たしている。
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