耳鼻と臨床
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[第11回頭頸部癌化学療法研究会]当院における悪性腫瘍切除後の上顎再建
兵藤 伊久夫長谷川 泰久寺田 聡広小川 徹也鈴木 政博鈴木 秀典池田 篤彦永島 義久桝井 貴史
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2006 年 52 巻 5Supplement3 号 p. S220-S223

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抄録
当院では、2001年10月から2005年6月までの間に上顎悪性腫瘍切除術を37例施行した。28例で遊離皮弁を用いた即時再建を施行し、9例では義顎を用いた。皮弁再建例の内、27例で腹直筋皮弁を用い上顎部分切除を行った1例で腓骨皮弁を用いた。皮弁再建例の、手術後から経口摂取までに至る期間の平均は15.0日 (8-44日) であった。一方、義顎例の手術後から経口摂取までに至る期間の平均は14.3日 (5-23日) であった。両者に有意差はなかった。当院で施行した皮弁による上顎再建例において、追加手術を要するほどの大きな口腔内の縫合不全や皮弁壊死が少なく、縫合不全が生じても保存的に治癒したため経口摂取までの期間を延長することが少なかったためと考えられた。
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