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日本耳鼻咽喉科学会会報
Vol. 115 (2012) No. 8 p. 759-766

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http://doi.org/10.3950/jibiinkoka.115.759

総説

HIV感染症は現在においてもまだ完全な治癒の見込めないウイルス感染症であるが, 抗HIV治療薬の開発により, 患者の予後は劇的に改善している. しかしその一方で, 患者・医療従事者双方が疾患の存在について把握していることは少なく, 過去にHIV感染と関連のある症状・疾患の既往があるにもかかわらず見落とされていることが多い. このため, HIV感染が判明したときには, すでに免疫能が著しく低下して日和見感染などを合併した「いきなりエイズ」であることも多い. 本稿では, HIV感染症の機序, HIV抗体検査を行うタイミング, 抗HIV治療の現況, 現在大きな問題となっている長期的な合併症・副作用などについて, 特に耳鼻科領域の症状・疾患に関して詳述する.

Copyright © 2012 一般社団法人 日本耳鼻咽喉科学会

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