日本耳鼻咽喉科学会会報
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中•下咽頭癌における咽頭後リンパ節転移
郭清例の術前画像診断についての検討
奥村 耕司藤本 保志長谷川 泰久松浦 秀博中山 敏甲村 孝秀小川 徹也寺田 聡広松塚 崇
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1998 年 101 巻 5 号 p. 573-577

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抄録
当科では中•下咽頭癌の進行例において原発巣切除,頸部郭清術に加えて咽頭後リンパ節の郭清術を行っている.
今回我々は,1992年から1996年に当科にて咽頭後リンパ節の郭清を施行した中咽頭癌H例.下咽頭癌29例に臼後三角癌2例を加えた計42例について咽頭後リンパ節転移の有無および術術前画像診断の検討を行った.
画像の診断基準はCT,MRIともに長径10mm以上もしくは中心壌死を認めるものを転移陽性として診断した.
42例中の6例(14.3%)が病理組織診断で咽頭後リンパ節転移を認め,その6例中の5例は,CT,MRIのいずれかで術前に咽頭後1タンパ節転移陽性と診断することができた.
画像診断の成績は,CT(感度100%,特異度100%,精度100%)およびMRI(感度83.3%,特異度100%,精度97.0%)とともに良好で,術前画像診断の有用性が示された.
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