日本耳鼻咽喉科学会会報
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好酸球性副鼻腔炎に対するフルチカゾン噴霧療法(倍量投与)の試み
太田 康椿 恵樹山本 昌範児玉 梢牧野 伸子石川 敏夫市村 恵一
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2006 年 109 巻 3 号 p. 157-162

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抄録

好酸球性副鼻腔炎患者7人に対し,フルチカゾン噴霧を通常投与量の倍量(1日4回)3ヵ月間投与しその効果を検討したところ,いずれも鼻漏,鼻閉といった鼻症状は軽快し,症状の経過は良好であった.また,副鼻腔CT上も若干の軽快が認められた.一方嗅覚障害は軽快することがなく,フルチカゾン噴霧療法ではその治療に限界があると考えられた.好酸球性副鼻腔炎症例に対しては,フルチカゾン噴霧療法(倍量投与)がある程度の効果が期待できると考えられた.

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