日本耳鼻咽喉科学会会報
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メーキャップ指導が有用であった副鼻腔腫瘍術後患者の1症例
杉浦 彩子藤本 保志中田 誠一中島 務
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2006 年 109 巻 6 号 p. 535-537

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抄録

耳鼻咽喉科では様々の疾患に伴う顔面神経麻痺や顔面の術創が患者に与えるストレスは強く,患者の性格が抑圧されうつ傾向に陥りやすいことが知られている.これまでに聴神経腫瘍術後の顔面神経麻痺患者に対してメーキャップ指導を行うことにより,心理的負担を減少させうることが報告されている.今回我々は副鼻腔腫瘍術後の患者に対してメーキャップ指導を行い,その心理状態,QOLの改善を認めたので報告する.

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