日本耳鼻咽喉科学会会報
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喉頭顕微鏡下手術により治療された巨大喉頭蓋嚢胞
巨大嚢胞3症例の病理組織学的検討と治療法について
川井田 政弘福田 宏之加納 滋大木 和明紀太 康一川崎 順久斎藤 成司
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1988 年 91 巻 6 号 p. 895-900,987

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抄録

われわれは喉頭蓋舌面に生じた巨大嚢胞を3例経験した. これらの病理組織学的診断は3例のうち2例が類表皮嚢胞であり, 他の1例は貯留嚢胞であった. 3例とも新しく試作した直達喉頭鏡と扁桃用絞断器を用いて喉頭顕微鏡下手術を行って嚢胞の摘出を行った. 術後, 現在まで3例とも再発の徴候はみられていない.
試作された直達喉頭鏡はその右側方部が前端から後端まで5mm開放されており, 喉頭鏡後端部はC字状になっている. われわれはこれをC字型直達喉頭鏡と呼んでいる. 右側方部が開放されているために扁桃用絞断器や鉗子類の挿入が容易である.

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