札幌医科大学耳鼻咽喉科学教室
1993 年 96 巻 6 号 p. 959-968,1049
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小児滲出性中耳炎症例において, 同一症例のアデノイドおよび中耳貯留液中の細菌定量を行った. また中耳貯留液, 血清ならびに細菌抗原刺激アデノイドリンパ球培養上清中の抗細菌特異的抗体価を測定した.33.3%の貯留液から細菌が分離され, この細菌は1菌株を除いて同一症例のアデノイドからも検出された. また, アデノイドより病原細菌が検出される症例の中耳貯留液ならびにアデノイドリンパ球培養上清では, 有意に高い特異的抗体価が認められた.
耳鼻咽喉科雑誌
大日本耳鼻咽喉科會會報
日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会会報
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