72 巻 (1979) 9 号 p. 1261-1268
1) 点灯する視標位置を不規則とし, 不規則跳躍視標追跡検査を施行し, 小型電算機PDP-11/40を用いて, 本検査の定量分析を試みた.
2) 正常者では潜時は一定で, 眼球偏位量は undershoot の傾向を示し, 跳躍運動に要する時間は振巾に比例した. 眼球運動速度は, 振巾の小さい場合 (24°以下) は速度増加率が大きく, 振巾が大きくなるに従い, 速度増加率の減少が見られた.
3) 本検査の適正振巾は32°以下と思われた.
4) 異常波形検出のパラメーターとして, 最大眼球速度と速度パターンが有力であると思われた.