日本エネルギー学会誌
Online ISSN : 1882-6121
Print ISSN : 0916-8753
技術論文
難燃焼性石炭のバイオマス-炭酸カルシウム・石炭系燃焼助剤混焼による燃焼性等改善(Ⅰ) ―循環流動層燃焼における石炭・燃焼助剤の混焼特性―
丸山 敏彦溝口 忠一内藤 敏園山 希櫻井 靖紘松本 裕之早坂 英樹
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2018 年 97 巻 12 号 p. 362-369

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抄録

難燃焼性石炭の燃焼性改善に向けて,微粉炭および製糖排出ライムケーキ(LC),または製紙排出ペーパースラッジ(PS)を乾燥重量基準で等量かつバインダー無しで加圧造粒した燃焼助剤(CCI:Coal Combustion Improver)を開発した。本CCIによる燃焼性改善効果を確認するため,ベンチスケールの循環流動層燃焼炉を用いて,石炭に対してCCIを10%混焼して検討した。850℃における試験の結果より,石炭とCCIを混焼すると灰中未燃分が減少し,排ガス中SO2濃度が減少し,フライアッシュの性状が改善された。これは,火炉投入時にCCIが加圧造粒前の微粉炭およびLC粒子またはPS粒子,あるいはそれらの複合粒子へに直ちに解離し,燃焼場において相互的に作用したためと考えられた。

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© 2018 一般社団法人 日本エネルギー学会
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