日本エネルギー学会誌
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特集:JCREN(論文)
Cellulose Decomposition in Electrolytic Solution Using In-Liquid Plasma Method
Kazuki TANGEShinfuku NOMURAShinobu MUKASATakuma KITAHARA
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2019 年 98 巻 10 号 p. 265-271

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抄録

将来の持続可能なエネルギー開発のために,H2は有望な燃料である。セルロース懸濁液は,27.12 MHzの高周波液体中プラズマによって分解されH2が生成される。液中プラズマ分解において,H2生成の効率を改善するためにNa2SO4の電解質溶液が使用された。H2はセルロースのプラズマ分解によって生じる主生成物であるが,一酸化炭素,二酸化炭素,およびその他の低級可燃性ガスも発生した。プラズマの生成には電子放出が必要であり,Na+およびSO42-イオンが銅電極と衝突することで電子放出は増加する。従って,プラズマのサイズはNa2SO4濃度と共に増大し,セルロース分解量の増加につながり,エネルギー効率は改善された。また,OHラジカル濃度を推定するために,溶液中のH2O2 濃度を測定した。OHラジカルはセルロース分解のために消費されるので,セルロース懸濁液中のH2O2の濃度は非常に小さかった。

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© 2019 The Japan Institute of Energy
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