燃料協会誌
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母國より見たる朝鮮の石炭
大正一三年六月一〇日燃料協會第二二回例會講演
吉川 岩喜
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1924 年 3 巻 8 号 p. 555-571

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抄録
演者は在鮮中、彼地より見ぬる母國の燃料政策を今日其位置な替へて朝鮮の石炭を母國よ頭眺めたる管見となし同半島内各所に散在せる大小多数の炭田を一括して其概況を開陳し以て母國燃料政策の一資料たらしめんとす。
先づ朝鮮の産炭を無煙炭び褐炭に大崩し其分布の状態竝に廣袤存述べ、各炭田の地質時代な區分し褐炭は第三紀、無煙炭は珠羅紀よの最上部石炭紀に至る四紀に亘りて發達せることを説き、産地に依の炭質に多少の變あろことか各其成分に就て、考究し、次に炭量計算の某準條項を定め全鮮に於ける無煙炭及び褐炭の埋藏書を算出し、最後に現時朝鮮内石炭の需給量を掲げ且つ現在及び將來に於ける無煙炭蚊に褐炭の用途に就て述べんとす。
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