燃料協会誌
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石炭のコークス化時における押力測定用可動壁炉
岩崎 高雄柳井 弘乃村 精一根本 國男
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32 巻 (1953) 4 号 p. 239-248

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抄録

石炭のコークス化時における押力は, コークス炉操業上きわめて重要な問題であるにかかわらず, わが国ではいまだ本質的な研究が行われていなかった。押力測定には可動壁炉が最も理想に近いので, 両面加熱可動壁炉の設計建造を行つた。 (1) 円筒に高膨脹性の三池炭を装入して加熱した結果, 加熱條件のいかんにかかわらず直径130mm以上では膨脹しない。この事実より可動壁炉の炉幅は130mm以上を必要とすることを知つた。 (2) 建造した可動壁炉の概要は, 炉幅170mm, 装炭量22.5kg, 電熱による両面加熱, 油圧式圧力計使用である。 (3) 測定値の標準偏差は三池炭の場合, 0.002kg/cm2以内で, Koppers社のRusselI炉の再現性0.02kg/cm2以内より良好である。その主因は炉が比較的軽快で摩擦抵抗が小さいためと考えられる。 (4) 試料を1100℃, 750℃, 500℃および室温の炉に装入して, 押力を測定した。

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© 社団法人日本エネルギー学会
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