燃料協会誌
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撫順式頁岩乾溜法の解析と改善(II)
北脇 金治
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34 巻 (1955) 6 号 p. 366-372

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抄録

炉の設計基礎について考察した。180t乾溜炉の熱精算および頁岩固定炭素の分布, 乾溜炉中間部の役割, 乾溜筒の能力と熱伝導, 発生炉内温度分布, 燃燒層の高さ, 水性ガス反応速度などについて解析し設計の基礎を明らかにした。なおこれらの解析によつて次のごとき事項が明らかとなつた。
1.Haslamらの実験結果から導いた簡単化した式によつて計算したガス組成が実際とよく一致する。
2.油の分解およびクリンカーの生成を防止するために, ブラスト空気量を減じ, ブラスト飽和温度を上げるべきである。
3.発生炉内にて頁岩固定炭素の約1/2がガス化されている。残りの固定炭素を有効こ使用すれば熱ガスの供給は不要となる。
4.頁岩の熱伝導度は乾燥および乾溜によつてはなはだ低下する。
5.発生炉内水性ガス反応速度は略一次反応として計算することができる。

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