エレクトロニクス実装学会誌
Online ISSN : 1884-121X
Print ISSN : 1343-9677
研究論文
無電解ニッケルめっきの内部応力がはんだ接合強度に及ぼす影響
見山 克己吉田 協齋藤 繁高島 敏行
著者情報
ジャーナル フリー

2015 年 18 巻 4 号 p. 253-260

詳細
抄録

プリント配線板最終表面処理として広く用いられる無電解ニッケル/金めっきにおいて,ごく稀に発生する局部腐食現象は実装部品の接合信頼性に大きな影響を与える。これについてめっき皮膜の内部応力の影響を考察した。めっき浴のpHを変化させて異なる内部応力のニッケルめっき皮膜を作製し,置換金めっきにおける局部腐食発生状況を比較した。その結果,ニッケルめっき皮膜に引張応力が発生している場合に局部腐食が増加する傾向がみられ,これら局部腐食がはんだ接合界面近傍でボイドの発生要因となることがわかった。すなわち,引張内部応力の存在が局部腐食を助長し,それに伴うはんだボイドが接合強度を低下させることが明らかになった。

著者関連情報
© 2015 一般社団法人エレクトロニクス実装学会
前の記事 次の記事
feedback
Top