エレクトロニクス実装学会誌
Online ISSN : 1884-121X
Print ISSN : 1343-9677
Sn-Bi共晶合金の組織および機械的性質へ及ぼすAg添加の影響
菅沼 克昭酒井 泰治金 槿銖
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2003 年 6 巻 5 号 p. 414-419

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抄録

Sn-57Bi合金にAg添加し, その延性改善効果を調べた。溶解温度が低くAg添加量の多い場合に粗大なAg3Sn初晶が形成し, Scheilシミュレーションでは0.5mass%以上のAg添加で初晶Ag3Sn形成が予測され, その温度はAg添加量とともに急激に上昇し, 1mass%Ag合金では200℃を越える。引張試験で歪み速度を増加させた場合, 破断モードの変化からσ-ε関係は対数則から外れ, 破断伸びは著しく減少する。300℃鋳造合金は, 0.5mass%Agで引張強度と破断伸びは最も大きくなり, 時効の影響は少ない。180℃鋳造合金は, Ag量増加に伴い粗大な初晶Ag3Snが増加し, 徐々に破断伸びが減少する。

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© 一般社団法人エレクトロニクス実装学会
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