56 巻 (1992) 5 号 p. 181-186
地域制でありながら, 厳しい利用者規制により自然保護を日指す韓国特有の制度を紹介し, 更に利用者がその制度をどのように考えているかを評価し, 今後の韓国及び日本の自然公園制度のあり方を明らかにすることを目的とした。収入の低い, 若い学生が入園料や文化財観覧料について否定的な考えを持ち, また, 入園料や文化財観覧料の必要性を強く感じる層ほど料金自体に対して高いと思っておらず, 自然保護にも役立っていると感じる人が多かった。現状で利用者規制を感じ, 利用上で不便を感じながらも利用者規制は必要と評価された。入園料や文化財観覧料制度と満足度に対する評価ではマイナスの影響はなかった。