造園雑誌
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公園, 街路等の植栽が微気象に及ぼす影響
藤崎 健一郎半田 真理子
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1993 年 57 巻 5 号 p. 151-156

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抄録

本研究は, 植栽が微気象に及ぼす効果を定量的に把握することを目的とし, 特に温度に重点をおいて調査したものである。日射の強い夏の日においても樹林内外の気温差は2~3℃程度であるが, 人が感じる差異はこれよりはるかに大きい。そこでグローブ温度計を用いて黒球温度を測定したところ, 気温差が1.6℃ の時に17.1℃ の差があり, 体感温度の差を定量的に表現するのに適していると考えた。そこで, 各種の植栽地内外において, 気温, 黒球温度及び他の微気象要素の測定を冬季に行った。その結果, 街路樹の有無によっても黒球温度で8℃ 程度の差ができること, 地表面の状態によっても黒球温度に差ができることなどが明らかとなった。

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© 社団法人 日本造園学会
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