57 巻 (1993) 5 号 p. 181-186
本研究では, 兵庫県三田市に建設中のニュータウン, 神戸三田国際公園都市のフラワータウン地区の住民に対するアンケート調査を通じて, 同地区のような比較的自然度の高い地域にあるニュータウンの住民は入居当初から自然環境重視の傾向が強いこと, そして中でも自然に関心の強い人には樹林の近傍に住んでいる人が多く, 定住意向が強いこと, 日常生活上において庭に鳥やチョウを呼ぶ工夫をして積極的に自然と関わっていることを明らかにした。さらに, 対象地区の重要な自然環境構成要素である周囲の山並み景観や地区内の残存樹林等の保全の重要性を居住者側からの要望としても再確認した。