造園雑誌
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自然景観地における眺望景観の認識特性に関する研究
古谷 勝則裴 重南油井 正昭石井 弘児島 隆政沼本 健司
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1993 年 57 巻 5 号 p. 283-288

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抄録

自然景観地における多様な眺望景観を対象に, 視覚認識特性の把握を試みた。その結果, 眺望景観では, 景観のイメ-ジとして, 好ましさや自然性だけでなく, 景観の動きや力, スケール感が亜要であることがわかった。また, 好ましさの評価埜準として, 「構成要素の多様な存在」, 「広がり」, 「動き」, 「複雑」, 「シンボル要素の存在」, 「明るさ」などが挙げられた。複雑で多様な構成要素があり, 遠景に山並が見え, 近景が開け, シンボル的要素や水の流れがあると, 好ましく感じる傾向があった。知覚認識特性としては, 一目でわからないような複雑なものを注視する傾向があった。また, スカイラインや水際線を注視することもあった。

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© 社団法人 日本造園学会
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