65 巻 (2001) 5 号 p. 413-416
本研究は, 林学博士・田村剛が立案した次の4つの計画,『縣立榛名公園計書』(大正15年),「妙高大公園計劃」(昭和2年),『別府國際泉都計書』(同24年),『草津温泉地計書』(同24年) を事例として, 田村剛の公園・温泉地計画の特徴を明らかにしていくことを目的としている。その結果,(1) 対象とした計画はいずれも交通計画から各種施設整備計画, 経営計画まで包括した総合的なものであったこと,(2) コンセプトの特徴として「ネットワーク的発想」「リゾート資源としての自然の利用」「都市づくり的発想」「利用者本位の施設整備」「風致保護・緑化の重視」「国際化への対応」「地域経営的発想」の7点を抽出している。