ランドスケープ研究
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中国清時代における揚州庭園の石組構成とその造景に関する研究
沈 悦下村 彰男熊谷 洋一
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2001 年 65 巻 5 号 p. 439-442

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抄録

本研究は, 中国清時代における揚州庭園の石組を対象とし, その昼石 (石組) 技法による造景について考察することを目的とした。研究の方法は関連する歴史文献図絵などの整理により, 楊州庭園の石組発達史を把握し, さらに実測図及び現地調査データを用い, 蘇州庭園の石組データと比較しながら総合的な定量分析を行った。その結果, 揚州庭園の石組は「外実内虚」の構成と,「洞・室」景観の整備を重視した造景が特徴として挙げられた。

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© 社団法人 日本造園学会
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