ランドスケープ研究
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関西の住民主導型冒険遊び場における子どもの利用実態と保護者の評価
森賀 文月瀬渡 章子梶木 典子
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2001 年 65 巻 5 号 p. 747-752

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抄録
冒険遊び場が公園・緑地において展開・常設されるための要件や課題についての基礎的知見を得ることを目的に, 関西の住民主導型冒険遊び場の利用実態と保護者の評価を分析した。その結果, 冒険遊び場の成立要件として,(1) 子どものみでの来訪が可能となるよう, 住宅地に近い公園・緑地において開設されること,(2) 子どもが自然を体感しながら自由に遊べるような公園・緑地の計画や仕掛け,(3) 子どもの興味に応じた多様な遊びの実現のために大人が遊びに積極的に参加すること,(4) 行政や地域住民の協力を得た運営体制やプレイリーダ-の配置, が重要であることが明らかになった。
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