抄録
本研究では, 東京の都市情報誌で特集された広域的集客型商業エリアに着目し, まず, どのようなエリアが掲載されてきたのか, 次にこれらはどのように互いに関連し空間的変容してきたのか, さらに各エリアはどのようなイメージは持ちどのように変容してきたのかを分析している。その結果,(1) 掲載されたエリア総数は122, それらの内28エリアがタイトル及び表紙の中でメインとして扱われてきたこと,(2) 空間的には28エリアを中心に5グル-プが存在していること, またグループ内では様々なエリア群が形成されたこと,(3) エリアのイメージの変容には4つのタイプがみられたこと, などを明らかにしている。