腸内細菌学雑誌
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腸管免疫とプレバイオティクス
上野川 修一
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2002 年 16 巻 1 号 p. 65-70

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抄録

腸管免疫系は極めて精緻な生体防御機構である.侵入してくる病原菌から防御する機構と, 食品アレルギーの発症を抑える特異的な機能を有している.免疫グロブリンAは病原細菌の侵入を防ぐために産生され, 経口免疫寛容は食品アレルギーの発症を抑えるために誘導される.腸内細菌は腸管免疫系の機能に強い影響を与える.さらに, プレバイオティクスは大腸に生息している特定のバクテリアの活性化に貢献している.代表的なプレバイオティクスであるラフィノースは, アレルギー発症に関わる免疫グロブリンEの産生を抑制することが明らかとなった.

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© 財団法人 日本ビフィズス菌センター
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