日本経営工学会論文誌
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ボトルネック区間が存在する自己バランスラインの解析
広谷 大助森川 克己高橋 勝彦
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2010 年 61 巻 1 号 p. 1-10

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抄録
"自己バランスライン"とは,従来のラインバランシングの手法を用いたラインと異なり,生産環境の変化に対して作業者に仕事が動的に割り当てられることによって,次第に仕事の作業が速い作業者は作業を多く受け持ち,仕事の作業が遅い作業者は作業を少なく受け持つようになり各作業者の作業速度に応じてバランスを保つことができるラインのことである.特に,各作業者の作業開始位置が1点に収束し,生産率が最大になる条件は求められてきた.しかし,ボトルネック区間の存在によってバランスをとり生産率が最大になる条件が変化することが考えられ解析の必要があるが,それを考慮した論文はほとんど見当たらない.本研究では,自己バランスラインにおけるボトルネック区間が存在する場合に対してラインを戻る時間を考慮する場合と無視する場合両方について述べ,自己バランスを達成する条件を解析する.
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© 2010 公益社団法人 日本経営工学会
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