日本経営工学会誌
Online ISSN : 2432-9983
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連結ベクトルパターンによる重回帰分析に関する一試案
太田 宏田中 昌行加瀬 滋男
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1980 年 31 巻 2 号 p. 193-199

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抄録
目的変数と説明変数の関係を定量的に解析する方法に, 最小2乗法による重回帰分析がある.しかし最小2乗法では, 仮定する回帰式の未知係数の値が実用上無意味な値になることもある.本稿では, この難点を克服するために, 実用上有効な簡便法を提案する.それは連結ベクトルパターンのもつ性質を有効に活用し, 少なくとも回帰係数の符号が無意味とならず, かつ寄与率の高い重回帰式を求めうるものである.なおあわせて, 数値例により本試案の有効性を検証する.
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© 1980 公益社団法人 日本経営工学会
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