抄録
多変量標準正規乱数N_p(O, R)の, 新しい発生方法として, 主軸回転法PARMを提唱する.その提唱の背景, PARMの原理と具体的手順を述べる.また所期の相関行列Rが与えられたとき, その固有ベクトルが(i)暗算でも求められる2×2の場合, (ii)電卓併用の筆算でも求められる3×3の場合, (iii)もはや現代人にとっては筆算の対象を越える4×4の代わりとしての3×3のPower Methodの場合のそれぞれについて, 検証を行なってPARMの妥当性を立証する.その間に出発点となる正規乱数の強独立, 弱独立および中間独立の考え方について, 多少の見解を述べる.