日本経営工学会誌
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直線的に成長する需要を満たすための最適投資計画に関する研究 : 設備寿命がきわめて長く, 技術革新の影響が少ない場合
柳原 一夫
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1987 年 38 巻 1 号 p. 40-45

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抄録
成長する需要下での設備計画問題を扱った研究は多いが, 設備投資に規模の経済性を考慮して, 長期的な観点から最適計画を求める研究は比較的少ないように思われる.長期の設備計画そのものが複雑な問題であり, 最適計画を期待するのは実務的に困難であろうが, この種の意思決定に役立つ情報が必要なことも事実である.そこで問題をできるだけ単純化し, 問題の基本部分について理論研究を行い, 解の特徴を要約することは意義あるものと考えた.本研究は基礎的考察として, (たとえば, ビルや船舶などのように)設備寿命が非常に長い(無限の)場合をとりあげる.また, 設備投資や操業費用は時間とともに変化しないということを前提としている.これについては, 技術進歩の効果が設備の価格上昇を相殺する程度で進歩している状況が想定される.こうした単純化された状況の下で, まず需要が直線的に成長する場合と, その後需要の成長が止まる場合について分析する.
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© 1987 公益社団法人 日本経営工学会
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