日本舶用機関学会誌
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舶用再熱蒸気プラントのサイクルと主要機器方式の検討
武田 康生犬伏 才延山根 一夫
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1 巻 (1966) 4 号 p. S83-S92

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抄録

舶用再熱蒸気プラントにおいて, いかなる蒸気条件, いかなる補機方式が好適であろうかという問題を基本的, 系統的に解いたものである.
効率計算は出力16~64×103PS, 蒸気条件450℃~570℃, 30kg/cm2~200kg/cm2, 補機方式は4種類の範囲に対して行なった.
検討結果はつぎのごとくである.
(1) 再熱点の初圧に対する最適比は15~25%である.
(2) 従来の補機方式をもつ非再熱サイクルでは初圧60kg/cm2~80kg/cm2が好適であるが, 発電機の直結駆動など補機方式を改善した再熱サイクルでは初圧100kg/cm2またはそれ以上が好適である.
(3) 熱応力やその他実用上の条件を考えると100kg/cm2, 520℃/520℃の条件が20~40×103PSの再熱サイクルに対しのぞましい.
(4) 再熱点前の抽気蒸気を用いて給水ポンプタービンを駆動し, かつ再熱直後の主タービンの抽気をやめて, そのかわりに給水ポンプタービンからの抽気ならびに排気で相当段の給水加熱を行なう方式は, 効率上も実際条件の面でも推奨できる.
などの結論を得た.

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© 社団法人 日本舶用機関学会
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