抄録
内部質保証を進めるにあたっては、自己点検・評価の活動を基礎として教育の質を向上させるサイクルが重要である。授業アンケートは、そのサイクルの起点の1つとして位置付けられるが、多くの大学で十分に活用されているとは言えない。そこで、本稿では、授業アンケートを活用していくにあたって課題となる「実施媒体と回答率」と「具体的・建設的な意見」に着目して、①教員間での目的などの確認、②教員から学生への説明、③評価者としての教育、④わかりやすい資料の作成、⑤教員から学生へのフィードバック専用システムの開発を行った。それら5つの工夫を中心に事例を報告する。