大学評価とIR
Online ISSN : 2435-8959
事例報告
教育達成モデルに基づく退学行動の研究
~ディシジョンツリー分析による検討~
鎌田 浩史井上 雄介
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2016 年 5 巻 p. 23-27

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抄録
大学生の退学行動の要因を、退学者の個人的な属性から明らかにすることを目的として、退学行動における教育達成モデルに従い、ディシジョンツリー分析を行った。その結果、学生の退学行動に最も影響を与える要因は休学経験であることが明らかになった。また、最も高い退学率を示した大学生の属性は、休学経験に加え、後期試験その他の入試区分で入学し、センター試験の成績が中上位層の男子学生であった。この結果から、不本意入学の学生の退学が多いことが示唆された。
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