日本食生活学会誌
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山形県の郷土料理の概念イメージ
大家 千恵子
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1999 年 10 巻 3 号 p. 101-105

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抄録

山形県の郷土料理の概念イメージについて, SD (セマンティック・ディファレンシャル) 法と因子分析をもとに考察した結果は次のようになった.
(1) 山形県の郷土料理の概念イメージの基本的因子として「料理特性 (素朴性と郷愁感)」「嗜好性」「香味性」「物性」の4因子が抽出され, 第4因子までの累積寄与率は, 71.3%であった.
(2) 嗜好に最も大きい影響を与えた因子は親近感と嗜好, 次に料理特性 (素朴性と郷愁感), 香味性, 物性の順であった.
(3) 郷土料理の基本的因子に対して, 各郷土料理がどのような関係にあるかが明らかになり, 郷土料理の類別が可能である. 第1, 2, 3因子の因子得点を三次元で示すと, 大きく六つのグループに分類できた. 六つは「郷愁感がある」「親しみにくい」「嗜好性が高い」「甘味がある」「香りがある」「粘りがある」グループであった.

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