日本食生活学会誌
Online ISSN : 1881-2368
Print ISSN : 1346-9770
ケナフ乾燥粉末の食品への利用 (2)
ケナフ葉処理方法の検討
細見 和子岡田 祐季森下 敏子稲垣 寛
著者情報
ジャーナル フリー

12 巻 (2001-2002) 2 号 p. 154-159

詳細
PDFをダウンロード (4992K) 発行機関連絡先
抄録

ケナフの乾燥葉粉末を添加して麺の調製を行うのに際し, ケナフ葉の調製方法の検討と麺への利用の可能性を検討した.
1) アンケート調査した結果, ケナフの知名度は前回8%から24%と増加しているが, 未だ低いことが示された. しかし, 食物への利用状況について知る者は前回0%から6%へ, ケナフを食べたことのあるのは0%から1%に増加した.
2) ケナフの調製方法は, 10分蒸した後, 電子レンジにより乾燥することが, 苦味を軽減するためには好ましいという結果が得られた.
3) 調製したケナフ葉においても, ミネラル類および食物繊維の含有量の減少は見られなかった.
4) 調製したケナフ葉は, 3%まで添加が可能であることが認められた.
5) ケナフを3%添加した麺を摂取すると, 第6次改訂日本人成人女子栄養所要量の鉄は約8%, カルシウムは約5%, 食物繊維では約3%の充足率が期待できることが示唆された.

著者関連情報
© 日本食生活学会
前の記事 次の記事

閲覧履歴
feedback
Top