9 巻 (1998-1999) 3 号 p. 33-41
1)原木栽培シイタケ, マイタケ, ナメコと菌床栽培シイタケ, マイタケ, ナメコの食物繊維含有量を比較したところ, いずれのキノコの場合も原木栽培キノコの方が菌床栽培キノコより食物繊維とキチン含有量が多かった. ナメコについては野生種の総食物繊維, キチソ量が最も高含有量であった.
2) キクラゲ, アラゲキクラゲ, シロキクラゲの食物繊維含有量, キチン量を測定したところ, これらのキノコ類は各種栽培キノコ類の内で最も食物繊維が多く, 特にアラゲキクラゲは高含有量であった.
3) 五訂日本食品標準成分表策定に用いられる食品分析法マニュアルにあるキノコ類の測定法と倉沢・菅原・林らの提案したキチン補正Prosky変法でシイタケ, キクラゲの同一の試料を測定したところ, 前者の方法による測定値が高値を示した.