生活大学研究
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寄稿
ヤヌシュ・コルチャックと羽仁もと子
子どもの人権を考える
鈴木 康平
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2025 年 10 巻 1 号 p. 92-101

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抄録
ヤヌシュ・コルチャック(Janusz Korczak,1878年または1879 年~1942年)は、ポーランドの小児科医、児童文学作家、教育者、ホロコースト犠牲者である。1912年からユダヤ人孤児のための孤児院「ドム・シエロット」の院長になり、著作と実践の両面から児童教育に力を注ぎ、子供の権利を擁護した先駆者とされている。一方、羽仁もと子(1873 年~1957年)は、日本における女性ジャーナリストの先駆け、自由学園および婦人之友社の創立者で、女性の自立と教育、家庭生活の改善に深く貢献した。 同時期に過ごした両者について、それぞれ個別の研究はなされているものの、両者を比較する研究はこれまで行われていない。 本稿では、地域的には隔たった中で過ごした両者の間に見られる共通点を明らかにするとともに、羽仁もと子の実践が、その後の日本の子どもの人権を守る運動の源泉の一つとなっていることを示す。 2024 年3月下旬、バプテスト教会とキリスト教学校関係者と共に1週間ポーランド内を視察する「2024年平和といのちに出会う旅II」に参加した際に、孤児院「ドム・シエロット」を訪ねたことが、両者を比較する契機となった。
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