杏林大学医学部救急医学
2002 年 13 巻 3 号 p. 113-122
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バイオテロリズムに対する救急医療機関の対応に関して,米国などで想定されている生物兵器のなかでもとくに注意が喚起されている炭疽,天然痘,肺ペスト,野兎病,ボツリヌス毒素について,その臨床像についてレビューする。とくに初期症状からは,感冒様症状との鑑別が困難であり,それぞれの感染症について自然発生なのか人為的発生なのかを判断するために潜伏期間や初期症状などの疫学的知識,情報の重要性を認識することが臨床の現場では必要と考える。
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