日本乳癌検診学会誌
Online ISSN : 1882-6873
Print ISSN : 0918-0729
ハイリスクグループに対する検診
当院におけるハイリスク女性に対する検診
増岡 秀次三神 俊彦桜井 美紀藤澤 純子吉田 佳代白井 秀明下川原 出浅石 和昭大村 東生亀嶋 秀和野村 直弘森 満
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2018 年 27 巻 1 号 p. 7-12

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抄録

日本乳癌検診学会第24回学術総会,ワークショップ2「ハイリスク女性に対する検診をどうするか」において解析をした1)case およびcontrol の症例数を増やし,再度解析をした。2015年12月までに当院で手術を施行した原発乳癌4,854例(閉経前1,973例,閉経後2,881例)をcase,乳腺疾患のない当院外来受診者4,911例(閉経前2,696例,閉経後2,215例)をcontrol としてcase―control study を行った。35歳未満(case:166例,control:821例)についても検討した。35歳未満では症例の増加は11例,閉経前および閉経後では270例,514例の増加があり,結果にやや違いが見られた。 Stepwise 法による多変量解析の結果は,次のとおりである。 (1)35歳未満のhigh risk group:1.独身者,2.良性乳腺疾患の既往がある者,3.初潮年齢が11歳以下と早い者,4.乳癌の家族歴がある者 (2)閉経前:1.独身者,2.乳癌の家族歴がある者,3.初潮年齢が11歳以下と早い者,4.良性乳腺疾患の既往がある者,5.痩せの者 (3)閉経後:1.初潮が11歳以下と早い者,2.独身者,3.BMI が,18.5未満と痩せの者および30.0以上の肥満者 第24回学術総会と多少結果が異なる部分はあるが,概ね同様の結果であった。

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