日本乳癌検診学会誌
Online ISSN : 1882-6873
Print ISSN : 0918-0729
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原著
マンモグラフィポジショニングコンテスト審査方法の検討
山田 和幸吉川 和明村田 陽子大貫 幸二
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ジャーナル 認証あり

2019 年 28 巻 1 号 p. 45-51

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抄録

マンモグラフィ(MMG)の撮影技術向上を図ることを目的に,ポジショニングのみに特化した「MMG ポジショニングコンテスト」を企画し,その審査に必要な画像の提供方法を検討した。 コンテストに提出されたMMG にはソフトコピー(SC)とハードコピー(HC)が混在していた。SC―MMG では読影ワークステーションで画面フィット表示させスクリーンキャプチャすることにより,またHC―MMG では高輝度シャウカステンに掲示しデジタルカメラで撮影することにより,それぞれを汎用PC 用画像データに加工してひとつの審査用画像ファイルを作成した。 審査はMMG 全般について指導的立場の医師3名とし,画像ファイルは暗号化してメールに添付し提供した。審査員は個々の空き時間を使って評価を行うことが可能であった。評価項目は臨床画像評価のポジショニング項目を参照した「ポジショニング36点」と応募条件を評価する「乳房の構成(不均一高濃度)4点」の合計40点満点とした。審査結果について,審査員3名の採点中央値に若干差はみられたものの,それぞれの審査結果には相関がみられた。 またこれらの画像をプリントアウトしたものを使用した医師または技師39名の投票による評価も審査員評価と同じ傾向となった。 本方法はより簡便で汎用性の高いポジショニングの評価方法として価値があるものと考えられた。

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