日本応用動物昆虫学会誌
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山形県下におけるウンカシヘンチュウの寄生
布施 寛佐藤 政太郎
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12 巻 (1968) 2 号 p. 97-99

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抄録

山形県庄内地方において,9月にウンカシヘンチュウの寄生率に関する調査を行なった。
1) 本種のトビイロウンカおよびセジロウンカに対する寄生率は,両ウンカの常発地である出羽丘陵地帯では最も高かった。しかし例年ほとんど発生しない平野部では寄生が全然みられなかった。
2) 本種の寄生率はセジロウンカよりもトビイロウンカに高く,長翅型よりも短翅型に高く,また概して成虫よりも幼虫に高かった。これは生息部位や移動性の違いによるものと思われた。
3) 本種の寄生は,幼虫の中令以降に認められることから,その寄生は中令期か若令後期の頃ではないかと考えられた。
4) 本種のウンカ1頭あたりの寄生数は,1頭寄生が圧倒的に多く,2頭寄生,3頭寄生と減少した。

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