日本応用動物昆虫学会誌
Online ISSN : 1347-6068
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フキを加害するウスグロハナアブの生態
浅山 哲渡辺 昌久今村 三郎尾崎 典光
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16 巻 (1972) 4 号 p. 171-174

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抄録

フキほ場におけるウスグロハナアブの生態を調査した。愛知県東海市における自然状態のフキほ場では,成虫は8月下旬から9月を中心に発生し,産卵はフキ葉柄基部に行なわれる。孵化幼虫は葉柄から根茎部に向かって食入し,徐々に発育しながら越冬する。春から夏にかけて,幼虫は根茎内部が空洞状となる程髄質部を食下して発育し,この部分で8, 9月頃蛹化する。
しかし,施設ほ場では2月以降の収穫時に成虫が認められ,本種の発生はあたかも年2回のように見えるが,原因はフキ栽培法の変化によることが判明した。

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