日本応用動物昆虫学会誌
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マルカイガラムシ類の二次寄生蜂マダラツヤコバチに関する研究
II. 生活史と発生消長
植松 秀男
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18 巻 (1974) 4 号 p. 177-182

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抄録

マダラツヤコバチの生活史と宮崎,福岡における発生消長を調査した。
1. 産下卵はstalk typeで卵本体は長楕円形で長さと幅はそれぞれ174μと62μであった。孵化直後の幼虫は4対の気門を有するが,老熟幼虫では気門は8対である。蛹ははじめ乳白色であるが発育が進むにつれて黒褐色となる。体長と幅はそれぞれ895μと435μであった。
2. 20°C, 25°C, 30°Cで飼育した時の卵から成虫羽化までの雌の発育所要日数はそれぞれ34.2日,20.3日,14.8日であった。発育零点は12.7°Cで1世代に要する有効積算温度は259日度であった。
3. 成虫は宮崎で4月中旬から11月末まで認められ年8世代,福岡では7世代を経過すると考えられた。
4. 本種の卵はフタスジコバチの若令幼虫が寄生した生きたカイガラムシの体内にも産下されるが,11月に産下されたこれらの卵は冬期間にほとんど死亡するものと思われる。

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