26 巻 (1982) 4 号 p. 256-261
ハスモンヨトウの誘捕に使用される箱型フェロモントラップの誘捕効率は,導入口を向ける方角によって異なる。その原因を明らかにするため,導入口数を変えた3種類のトラップを試作して誘捕実験を行った結果,導入口を風下方向に向けて置いた場合に多数の雄ガが捕獲されることがわかった。このことは最終的に,風向きの変化に応じて回転するトラップ台を用いた実験で証明された。実用的には,2つの導入口をもつ標準タイプの箱型トラップの場合,導入口を夜間の風方向と一致させてトラップ台上に置くことが,誘捕効率を高める上で望ましい。