29 巻 (1985) 2 号 p. 140-143
ミナミキイロアザミウマを恒温条件下で卵から成虫まで飼育し,増殖能力に及ぼす温度の影響を検討した。
1) 産卵から羽化までの発育零点・有効積算温量は,11.6°C, 189.1日度と推定された。
2) 総産卵数・日当り産卵数は25°Cで最大であり,それぞれ59.6, 3.8卵であった。成虫寿命は低温区ほど長かった。
3) 一世代平均期間は高温区ほど短く,一世代当り純繁殖率は25°Cで最大であった。また,日当り内的自然増加率は高温区ほど大きく,30°Cで0.144であり,1か月当り増殖倍率は75.2倍であった。