日本応用動物昆虫学会誌
Online ISSN : 1347-6068
Print ISSN : 0021-4914
ISSN-L : 0021-4914
施肥条件の異なる圃場におけるアワノメイガの発生生態
斉藤 修
著者情報
ジャーナル フリー

1985 年 29 巻 4 号 p. 309-313

詳細
抄録

1) 同一圃場に設けた慣行施肥区と倍量施肥区のトウモロコシでのアワノメイガの発生生態,とくに産卵量と時期,および幼虫発育を比較した。
2) 多肥区のトウモロコシは慣行区のそれよりも草高が高く,葉数が多く,生育ステージが早まった。
3) 第1世代では慣行区よりも多肥区のトウモロコシに産卵が多く,幼虫の発育もやや早まったが,幼虫生存率では両区がほぼ等しかったため,老熟幼虫密度は多肥区のほうが高くなった。
4) 第2世代では第1世代とは逆に多肥区よりも慣行区のトウモロコシに産卵が多かったが,幼虫生存率は多肥区で高かったので,老熟幼虫密度は両区ほぼ等しくなった。
5) これらの結果から,多肥施用栽培はアワノメイガの多発を助長すると考えられた。

著者関連情報
© 日本応用動物昆虫学会
前の記事 次の記事
feedback
Top