日本応用動物昆虫学会誌
Online ISSN : 1347-6068
Print ISSN : 0021-4914
訪花コクゾウの季節的消長
貯穀害虫の生態学的研究 第4報
吉田 敏治宅万 敏和
著者情報
ジャーナル フリー

3 巻 (1959) 4 号 p. 281-285

詳細
PDFをダウンロード (605K) 発行機関連絡先
抄録

訪花コクゾウの個体数が季節的にどのように変動するかを調査した。訪花は4月初旬に始まり,5月末∼6月初めに終わる。多数のコクゾウが継続的に訪花するのは一年を通じてこの時期だけである。日日の訪花数は花の状態,および天候によって左右されるようである。農家の多い地域では驚くほど多数のコクゾウが訪花している。春の訪花は,南九州で農家を生活の本拠としているコクゾウにとっては,その生活環の構成に欠くことのできないものであり,コクゾウは吸蜜によって増殖率を増し,寿命も延長されると思われるから,これがムギのとりいれにともない農家に帰るとすると,応用的にも重要な意義をもってくる。

著者関連情報
© 日本応用動物昆虫学会
前の記事 次の記事

閲覧履歴
feedback
Top